脚気とは慢性的なビタミンB1不足によって足のむくみ、足のしびれをきたす病気。
日本では、白米が流行した江戸において脚気が流行したため、江戸患いと呼ばれた。
そして、現代人は脚気を克服したと言われているが、実はそうではない。
ビタミンB1の専門家であるデリック・ロンズデール医師によれば、下記のような漠然とした症状はビタミンB1欠乏症の可能性を指摘している。
気分の変動
頻回の感染症
体重減少/食欲低下
周期性嘔吐
慢性疲労
頭のもや、集中できない
乾性脚気に似た神経学的異常(しびれなど)
便秘、胃酸の低下、SIBOなどの消化器系の異常
自律神経の異常(起立性調節障害など)
甲状腺の問題、ホルモンの問題
代謝の低下、手足の冷え
不安、パニック障害
これらは、本格的な脚気ではないが、チアミン欠乏状態(sub-optimal thiamin status)の範囲にあるという。
無症状のビタミンB1不足 → ビタミンB1不足 → 本格的な脚気(beriberi)
フェリチンが低いと隠れ貧血という人がいるけど、隠れ脚気の方が現代人の漠然とした症状を説明できる印象を受けた(^^)
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