肥満外来

肥満の改善には食事療法が基本です。
必要に応じて医師の判断で薬物療法を検討する場合があります。
効果には個人差があり、必ず診察を受けてください。

※採血をお願いすることがあります。

※肥満外来で使用する薬は2型糖尿病の承認医薬品ですが、肥満治療目的での処方は国内で承認されていない未承認医薬品等です。

※入手経路等は国内医薬品販売代理店経由で購入しています。

※国内の承認医薬品等の有無の明示
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はウゴービ、ゼップバウンド等が肥満症の治療薬として国内で承認されています。

※諸外国における安全性等に係る情報
アメリカ合衆国のFDAなどによって肥満治療薬として承認を取得しています。

※医薬品副作用被害救済制度について 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。


GLP-1関連薬

GLP-1関連薬は食欲を抑える作用があり、体重減少をサポートする可能性がありますが、効果には個人差があります。

必要に応じて、GLP-1受容体作動薬(内服薬・注射薬)を使用する場合があります。

使用する薬剤や用量は、患者さんの状態・希望・検査結果を踏まえて医師が個別に判断します。

薬剤費は使用する薬により異なります。診察時にご説明します。


GLP-1ホルモンの働き

glp-1と糖尿病

GLP-1による体重減少のメカニズム

①脳に働いて食欲を減らす。

②胃に働いて、空腹感を減らす。

③消化スピードを遅くし、急激なインスリン分泌を抑える。

ダイエットはカロリーバランスよりも、急激なインスリン分泌を抑えたほうが体重減少しやすい。


GLP-1の効果を上げる食事法

肥満の最大の原因は早食い。

よく噛む行為が迷走神経を介してGLP-1、PYY(食欲抑制ホルモン)分泌を促す。

よく噛む行為がGLP-1を増やす


肥満青年にアイスクリームを食べさせた実験では、30分かけてゆっくり食べると(SLOW-Feeding)、5分で食べる(FAST-Feeding)よりGLP-1分泌が増える。

GLP-1と肥満青年


砂糖の消費量が減っても肥満や糖尿病が減らないのは?

昨今、砂糖の消費量は減少し糖質オフ食品は増加してる。しかし肥満は減らないし糖尿病も減らない。

糖質オフ食品で使われる人工甘味料(Artificial sweeteners)や天然甘味料のエリスリトールはGLP-1分泌を促進しない。

GLP-1分泌の少ない食事は、食欲抑制されない、満腹感も得られにくい。

結局は食べる量が増え、体重は増える。

単なる糖質制限よりもGLP-1分泌を意識した食事法が大切。

GLP-1と人工甘味料

内服薬

メトホルミン錠(メトグルコ錠)

メトホルミンは満腹ホルモンGDF-15を増やし、食欲を抑え体重減少を促します。
ただし、ダイエット注射薬と比較し体重減少効果は低い。
副作用:下痢などの消化器症状がでる場合があります。少量より内服します
投与:1日1回~3回内服

デベルザ錠

尿中へ糖質を排泄し、体脂肪を燃焼させ体重減少を促します。
副作用:頻尿、口渇感がでる場合があります。
投与方法:1日1回内服


肥満はカロリー摂りすぎが原因?

肥満は摂取カロリーと消費カロリーの不均衡、運動不足によって引き起こされると説明されるが、実は違う。
カロリーを控えても肥満の解消は困難であることが多い。

現代食はインスリン感受性を増大するため体脂肪が蓄積し肥満になりやすい。

肥満の原因


GLP-1とダイエット関連情報

GL値とエネルギー(カロリー)摂取

GL値(グリセミックロード値)とは1食分の糖質量のこと。

同じエネルギーを摂取しても、低GL食品、中GL食品は血糖値が上がりにくいし、太りにくい。

エネルギーバランスは体重増加の直接的な原因ではない。

GL値とカロリー


飲酒は太るのか

飲酒は太るのか

★アルコールは体脂肪が燃えるのを止めてしまう。

★体はアルコール排除を優先するため、新陳代謝が低下し、他の栄養素の燃焼が低下し、蓄積しやすい。

★アルコールは食欲抑制ホルモンのレプチン分泌を下げるため、飲酒後は食べたくなる。特に脂肪やナトリウムの多い食品を欲する。

★アルコールは血糖値を低下させるので、時に炭水化物が豊富な高カロリー食品への渇望を引き起こしやすい。

★アルコールは、体重増加に関連するホルモンのコルチゾールのレベル増加を引き起こす。

★アルコールは睡眠の質と持続時間の低下に関連

コメント:

飲酒量が多くなるのは、脳で報酬系の増大(ドーパミン↑)が原因と言われている。

GLP-1は脳でのドーパミンを減らし、飲酒量の減少に貢献する可能性がある。(^^)

現在、臨床試験中のようだ。(^^)