患者さんに合わせたオーダーメイド治療しています。


コレステロール

悪玉コレステロール(LDLコレステロール)は下げたほうが良いのか、高いままでも良いのか?

よく質問を受けます。

気になる人は、sd LDLコレステロールの測定をお勧めします。

動脈硬化と強い相関関係があるのは、LDLコレステロールよりもsd LDLコレステロールの方。

最近、sd LDLコレステロールが測定できるようになりました。

ただし、まだ保険で採血できないので、自費検査3,000円です。

sdLDLコレステロール

LDL100未満でもsdLDLが正常とは限らない。

LDLは悪玉コレステロールと呼ばれるけど、本当は体に必要なコレステロール。

男性ホルモン、女性ホルモン、甲状腺ホルモン、ビタミンD、胆汁などの材料となる。

LDLが悪いのではなく、sdLDL(超悪玉)が体に悪い。

LDLが正常だからといって、sdLDLも正常とは限らない。

画像の症例は、LDL100未満と問題ないがsdLDLは50以上と異常高値。

sdLDLは中性脂肪と相関しやすい。

動脈硬化の原因となるコレステロールはLDLでなくsdLDL。

こういう症例は治療をお勧めします。

ヘモグロビンA1cを迅速に測定

院内でヘモグロビンA1cを測定

院内でヘモグロビンA1cを迅速に測定し、糖尿病患者さんの血糖コントロールを評価。
薬剤の検討や食事指導に生かしています。


糖尿病と肥満と消化管ホルモン

glp-1と糖尿病

GLP-1は食事すると消化管で分泌されるホルモンのこと。
糖尿病患者のGLP-1が相対的に低値なため・・・
★肝臓で糖新生 →血糖上昇
★すい臓でインスリン低値、グルカゴン高値→血糖上昇
★脳で食欲亢進→肥満
★胃で空腹感亢進→肥満
よって、GLP-1治療は、糖尿病や肥満を改善するゲームチェンジャーといわれる。
当院ではGLP-1製剤による糖尿病治療を積極的にしています。

高血圧治療

高血圧治療は130mmHg以下を目指そう

60歳から80歳の高齢者も収縮期血圧130㎜Hg以下が良い。

ご高齢者は収縮期血圧130未満を維持することによって脳卒中、心不全、心房細動、心臓疾患の発症リスクが減ります。
ご相談ください。