パニック障害は脳内pHの低下が原因

アイオワ大学の研究によると、脳内の酸感受性イオンチャネルが欠損すると、恐れ（パニック発作）を示す能力が欠如。

一方、遺伝的に脳内の酸感受性に敏感なヒトがいる。

高濃度二酸化炭素を吸わせると、パニック発作を起こす。
健常者は高濃度二酸化炭素を吸ってもパニックにならない。

パニック障害を起こす人の共通点は、脳内で過剰の乳酸が生成されていること。
パニック障害の効果的な治療

①有酸素運動によって乳酸の消費、除去を行うこと。脳内で過剰な酸の蓄積を防ぐ。

②ビタミンB1（チアミン）の投与。ビタミンB1は解糖系、TCAサイクルを活性化し乳酸を取り除くのに効果的

脚気はビタミンB1の不足によって起こるけど、現代は超加工食品にあふれ、ストレス社会によって、ビタミンB1が不足しがち。
医師も知らない隠れ脚気が多いのかな(^^)

Scientific American

外部リンク

Panic Attacks as a Problem of pH

Study casts new light on the brain mechanisms behind recurrent bouts of intense anxiety