患者は40代の男性。1月初旬に湯たんぽで右下肢に低温熱傷を受傷し、近医で処置。消毒してゲーベンクリームを塗ってガーゼで覆っていましたが1か月たっても良くならず、担当の医師から皮膚移植を勧められていた。今回、インターネットを見て当院受診。受診時ゲーベンクリームが熱傷部位やその周辺を覆っていました。熱傷部位は黄色く変性した壊死組織が付着。熱傷部位を触っても針で刺しても痛みの感覚がないため、III度熱傷です。湿潤療法による処置で、約6か月後完治しました。
当院初日、ゲーベンが塗布されている。洗浄して湿潤療法による処置を施行
3週間後、黄色い壊死組織が融解
1か月後、黄色い壊死組織がすべて融解
4か月後、肉芽が上皮化
6か月後、完治
2012/9/25掲載
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