皮膚感染症を合併した両手重症熱傷(2012/7/25掲載)

30代の男性です。近医で尋常性白斑の治療目的に日焼けを促す軟膏を処方され塗ったら、両手、両肘、頚部に水疱を伴うⅡ度の熱傷受傷。近医でやけど処置されるも良くならずに当院受診。当院受診期間まで処置できない日が続いたため、両手の熱傷部位に感染症を伴う水疱を合併。感染を伴う水疱を除去しながら、根気よく湿潤療法を続け、1年後ほぼすべての皮膚が上皮化。瘢痕拘縮や機能障害が残ることなく、完治しました。

やけど

初日、水疱を伴う

やけど

11日後、感染を伴う水疱出現

やけど

21日後、手のひらにも感染を伴う水疱あり

やけど

感染を伴う水疱を除去

やけど

2か月後

7か月後

やけど

9か月後

やけど

1年後、瘢痕拘縮や機能障害が残ることなく完治。

やけど

1年後、瘢痕拘縮や機能障害が残ることなく完治。

2012/7/25掲載
MEC食ドクター福田世一

MEC食ドクター福田世一

肉卵チーズを優先、一口30噛む食事法(=MEC食)の普及活動をしている / 薬剤師 → 医師 / 日本透析医学会専門医、内科認定医、医学博士

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