糖質とAGEと酸化ストレスとフェロトーシス

最近はパーキンソン病などの神経変性疾患や腎障害や肝障害などの臓器障害を軽減するなら、フェロトーシスを抑えるという考え方がある。(^^)

高糖質食でも低糖質食でも、飢餓、過食でも、代謝の低下、老化でも酸化ストレスは生じる。

過剰な酸化ストレスを受けると鉄の存在下で脂質が酸化され、パーキンソン病などの神経変性疾患をきたしたり、腎障害や肝障害などの臓器障害をきたす。

グルタチオンが脂質の過酸化を抑えることは有名ですが、抗アレルギー薬プロメタジン、抗菌薬リファンピシン、女性ホルモンのエストロゲンや甲状腺ホルモンT3にも、このフェロトーシス(鉄を介した脂質の過酸化)を抑え、神経変性疾患や臓器障害を抑制する作用があることがわかってきた。

スーパー糖質制限したから酸化ストレスが発生しないとか、AGEを抑えたから酸化ストレスが発生しないとか、もう考えが古いと思いますよ(^^)

フェロトーシス

MEC食ドクター福田世一

MEC食ドクター福田世一

肉卵チーズを優先、一口30噛む食事法(=MEC食)の普及活動をしている / 薬剤師 → 医師 / 日本透析医学会専門医、内科認定医、医学博士

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