湯たんぽによる右足低温熱傷(2012/02/18掲載)

20代の女性。湯たんぽで右下腿に熱傷受傷し、2週間後当院受診。初診時、創部に灰白色の壊死組織がみられ低温熱傷の所見あり。湿潤療法による処置で徐々に壊死組織の融解が起こり肉芽が上がって、3か月後、完治しました。通常の熱傷と違い低温熱傷は深部まで組織損傷をきたしているため、湿潤療法でも痕は残ります。

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当院初日、灰白色の壊死組織あり低温熱傷の所見です。

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5週間後、灰白色の壊死組織は徐々に融解。創周囲はテープかぶれによる接触性皮膚炎。

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2か月後、壊死組織は融解し小さくなり、テープかぶれは改善傾向

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3か月後、完治

2012/02/18掲載
MEC食ドクター福田世一

MEC食ドクター福田世一

肉卵チーズを優先、一口30噛む食事法(=MEC食)の普及活動をしている / 薬剤師 → 医師 / 日本透析医学会専門医、内科認定医、医学博士

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